髙橋裕美

髙橋裕美 院長
Hiromi Takahashi


鍼灸師/あん摩マッサージ指圧師
Active Release Techniques(米国医療特許取得 筋膜リリース治療)
せんねん灸セルフケアサポーター

略歴

東京都立西高等学校 卒業
早稲田大学 スポーツ科学部スポーツ医科学科 卒業
アメリカ Portland State University 留学
楽天株式会社 Eコマースコンサルタント
日本鍼灸理療専門学校 卒業
仲野整體東京青山 姿勢治療家
カナダ Vector International Academy 留学
麻布ハリーク 鍼灸師・美容鍼講師
現在 CINQ 院長

趣味

甥っ子たちの動画を見る/読書/運動/鍼灸

年子の甥っ子たちが可愛くて仕方なくて、妹が共有してくれる動画を隙あらば見ています。(笑)
本は、ミステリー小説や美容・健康関連のものをよく読みます。
運動は、今はマシーンピラティスにはまっていて、週3~5回のペースで通っています。
休日は鍼灸のセミナーに行ったり、実家で鍼灸治療をしたり、鍼灸関連のことをしていることが多いです。

特技

柔軟体操/様々な美容鍼ができる/施術の時に手が温かくなる/英語

器械体操をしていたこともあり、体が柔らかいです。また、1人1人の症状に合わせて必要なストレッチをお伝えするのも得意なので、お気軽にお尋ね下さい(^^)
美容鍼は、鍼灸師によってベースとなる考え方(鍼の本数や太さ、深さ、打ち方、使うツボなど)が異なるのですが、それが面白くて色々な美容鍼を研究していたら、症状やご要望に合わせて様々な方法で打てるようになりました。

鍼灸師になったきっかけ

幼い頃から人体の仕組みに興味が


あった

スポーツ幼稚園に通っていたこともあり、幼い頃から体を動かすのが好きで、これまで器械体操やバレーボールなど様々なスポーツを経験してきました。怪我をして整形外科や接骨院に行く機会も多かったのですが、その頃から治療を見るのが好きで、体の仕組みにとても興味がありました。高校生の時に右足を骨折して整形外科に通っていたことがあるのですが、その時も治療しているスタッフの方々がとても輝いて見えたのを覚えています。

でも当時は、それが特殊だということに全く気付いていなかったんです。みんな当然、私と同じように治療を楽しんでいるものだと思っていました。(笑) 進路を考える時期になり、なんとなく自分がこの分野に興味があることを自覚し始め、身体について学ぶことができる早稲田大学スポーツ科学部スポーツ医科学科に進学しました。

身近な人の役に立てる・


予防ができる・どこでもできる

大学在学中に体に関わる様々な職業を知る中で、機械に頼らず自分の腕だけで身近な人の役に立てること、病気になる前の段階(未病)で治療ができること、少しの道具があればどこでもできることに魅力を感じ、鍼灸師になることを決めました。
また、開業して活躍されている鍼灸師の方が近くにおり、1つの職業としての成功例を見ていたことも、鍼灸師を目指すきっかけとなりました。

あはき師(あん摩マッサージ指圧師・鍼師・灸師)


になるまで

社会人時代

大学を卒業した後、すぐに鍼灸の専門学校には行かず、新卒で楽天株式会社に就職しました。
「鍼灸院に来るのは会社勤めの方が多いだろうから、自分も社会人を経験した方が話が理解できるだろう」と思ったこと、専門学校の学費が必要だったことなどが主な理由です。
それと同時に、一度一般企業に就職してみて、それでも本当に鍼灸師になりたいのか、しっかり考えたいという思いもありました。

鍼灸師になるためには、最低でも3年間、2,835時間以上(鍼師・灸師・あん摩マッサージ指圧師の3つの資格を取る場合)学校での授業を受けた上で国家試験に合格する必要があります。また、学費だけで平均400~500万円ほどかかります。
そのため、他の道を断って鍼灸師になるなら、それなりの覚悟ができてからにしようと考えました。

楽天は1年目からバリバリ働けるので学ぶことが多く、同期や先輩は面白くて魅力的な人ばかりで大好きでした。それでも、「もっと直接的に目の前の人の役に立つ仕事がしたい」「鍼灸師になりたい」という思いは日に日に強くなり、抑えることができないほど大きくなってしまったので、楽天を退職して鍼灸師になることを決意しました。

専門学校時代

楽天退職の数日後、渋谷にある日本鍼灸理療専門学校(花田学園)の夜間部に入学しました。
鍼灸の専門学校は全国に80校以上あり、その約1/3が関東にあります。その中でこの学校を選んだのは、鍼師・灸師・あん摩マッサージ指圧師の3つの資格を取れること(よく鍼灸師と言いますが、実は鍼と灸は別の資格です)、歴史のある学校であること、実家から近かったことが理由です。

専門学校の授業は、月曜から金曜の18時~21時、土曜の15時~21時の週6日で、年に3回定期試験がありました。1年目の夏から縁あって仲野整體東京青山で働いていたので、毎日7時過ぎに家を出て22時近くに帰ってくる生活で、楽しくも目まぐるしいあっという間の3年間でした。

在学中は、とにかく勉強と技術を身に着けることに集中しました。年間の総合成績トップに奨学金が授与される制度があったので、定期試験には気合を入れて臨み、いただいた奨学金を使って在学中にActive Release Techniquesというアメリカで医療特許を取得している筋膜リリース治療の資格を取得しました。おかげで在学中から仲野整體で臨床経験を積むことができたので、知識や治療技術に加え、カウンセリングや生活指導についても多く学んだ3年間でした。

CINQ開業まで

仲野整體 東京青山時代

専門学校を卒業してからは、学生時代から働いていた仲野整體に就職しました。仲野整體は、名前こそ整体ですが、一般的な整体と違い国家資格者のみが働く治療院です。大正15年創業の本院が四日市にあり、そちらの4代目の先生が青山で独立開業されたユニークな治療院でした。
「姿勢改善」を主軸に治療を行っており、私の在籍時は首肩こりや腰痛、怪我など、体の痛みがきっかけで来院される方が多かったと思います。施術以上にカウンセリングや検査、日常動作の改善を重視する仲野整體の方針は、今でも私の土台となっています。

仲野整體在籍中には、私の強い希望で3か月間カナダのバンクーバーに留学させていただきました。大学在学中に1年間アメリカに交換留学していたのですが、仕事で自信をもって使えるレベルまでどうしても上達させたくて、ビジネススピーキングに特化した学校に通いました。
留学中は毎日12時間以上、食事中や入浴中もとりつかれたように英語を勉強していました。(笑) その甲斐あって、帰国後は英語でのカウンセリングや施術を行うことができました。
私のやりたいことをいつも全力でサポートしていただき、鍼灸師として技術以上に大切なことを教えていただいた仲野整體には、今でも本当に感謝しています。

麻布ハリーク時代

仲野整體在籍中は主に筋膜リリースによる治療を行っていたため、鍼灸の技術を向上させるために、美容鍼灸サロンの麻布ハリークに転職しました。麻布ハリークを選んだのは、美容鍼の有名店で、なおかつ全身治療を行っていたからです。鍼灸は初めての方にとってハードルが高く、今では受療率が国民の5%弱と言われているため、間口を広げるためにも美容鍼の技術を習得したいという思いがありました。また、当時から私が勉強していた「長野式治療」という鍼灸の治療法を取り入れていたことも、麻布ハリークへの就職を決めた1つの理由でした。

麻布ハリークでは、お客様への美容鍼や全身治療だけでなく、美容鍼講師として上級コースの技術指導にも当たらせていただきました。また、サロンの協力のもと、長年の夢であった海外の方への鍼灸治療を実現することができ、アメリカやヨーロッパ、アジア、アフリカなど世界各国の方々に日本の鍼灸を体験していただきました。

CINQ開業

独立開業を考え始めた頃、早稲田大学時代の恩師である内田直医師(すなおクリニック院長)と秋元誠吾鍼灸師(治療室リハネット所長)から、「身体ケアや生活指導も含めて、総合的に健康度を上げる治療院を作りたい」という構想についてのお話を伺いました。私自身、鍼灸施術だけでなく、患者さんの生活習慣も含めて総合的に健康へ導くことが重要だと考えていたので、その構想を聞いた時、すごく良い治療院ができるのではないかという直感がありました。それに加え、睡眠や食事、運動に精通している専門家が周りに集まっている環境もとても魅力的だったので、お話をいただいた翌日にはCINQの院長を引き受けることを決めました。

その後、コロナ禍の影響などで予定より1年ほど遅くなってしまいましたが、おかげで2021年12月21日12時という縁起の良さそうな(笑)日時にCINQをオープンすることができました。
何度も話し合いを重ね、内装や道具、施術内容にもこだわったので、CINQが今こうして沢山の方に喜んでいただける治療院になってることが、本当に嬉しいです。

皆様へのメッセージ

鍼灸師として日々患者様と接していると、睡眠に不満を抱えている方の多さを実感します。それと同時に、鍼灸治療の継続によって睡眠の質が改善する方を、たくさん見てきました。
CINQでは、東洋医学による睡眠改善だけでなく、すなおクリニック睡眠専門外来との連携によって得られる西洋医学的な専門知識を生かし、習慣改善のサポートも行っています。
CINQに来て下さった1人1人が毎日をより楽しく過ごせるように、睡眠改善に加えて、痛み・こりの緩和、心のケア、美容のお悩み改善にもこだわりました。
皆様が一度肩の力を抜いて、エネルギーをチャージして帰れる場所となるよう、今後も努力を続けて参ります。どうぞよろしくお願いいたします。